赤十字の里
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1869年(明治2年)11月15日、代々医家である佐井村三上家の8代目として誕生しました。
1884年(明治17年)上京、三田英学校(現錦城学園高校)に入学し、医師への第一歩を踏み出しましたが、在学中に文学者森田思軒の影響を受け、次第に文学へ傾注し読売新聞社社会部記者になりました。
1893年(明治26年)父が亡くなり再び医師への道を歩みだしました。翌年1月済生学舎(日本医科大学)に入学し、1895年(明治28年)医師開業免許を取得、同年佐井村に帰村して三上医院を開業しました。
1905年(明治35年)日露戦争の際、満州(現中国北東部)へ軍医として従軍しました。戦場でロシア軍に包囲され、今まさに攻撃を受けようとしていた仮包帯所に「手縫いの赤十字旗」を掲げて、ロシア兵を含む多くの負傷者の命を救いました。
1963年(昭和38年)スイスのジュネーブで開催された、赤十字100周年記念博覧会で「手縫いの赤十字旗」が展示され、世界の人々に深い感動を与えました。戦場で作られた赤十字旗は、ジュネーヴ条約の生きた証として日本赤十字社青森支部に保管されています。
佐井村では三上剛太郎の仁愛の精神を受け継ぎ、心の中に赤十字の旗をひるがえし、人にやさしく共に生きる社会を目指し、「赤十字の旗ひるがえる里」を推進しています。
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三上剛太郎生家(佐井村有形文化財指定) |
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江戸時代より現在に至るまで約280年間医家として活躍され、赤十字の心に生きた医師三上剛太郎を輩出した三上家を平成17年に改修保存し公開しました。
赤十字の旗ひるがえる里づくりを推進する佐井村を象徴する文化財です。
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青森県知事直筆の看板が来訪者を出迎えてくれます。
開館期間
4月29日~10月31日
開館時間
午前9時~午後3時
休館日
毎週月曜日
(月曜日が祝日の場合は翌日)
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館内には数々のレントゲンをはじめとする医療器具が展示され、私財を投げ打って地域医療に貢献した三上家の偉跡が伺えます | ||||
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三上剛太郎が書いた書物 | 勝海舟が書いたとされる掛け軸 | |||
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佐井村海峡ミュウジアム(津軽海峡文化館アルサス2階) |
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佐井村海峡ミュウジアムでは、三上剛太郎の軍医時代の遺品を展示しております。
展示品は、軍服、マント、勲章、サーベル、手紙等のほか、三上剛太郎のアニメビデオ「ひるがえれ赤十字の旗~三上剛太郎物語~」の原画等も展示しております。
その他展示品
現在の赤十字活動コーナー
佐井村各遺跡の発掘物
箭根森八幡宮例大祭コーナー
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