べこもち(下北郡大間町)
もち米とうるち米を粉にして、それぞれに色をつけて練り、カニや花模様になるよう組み合わせた色の美しいもち。
端午の節句に食べるべこもち
本州最北端の町、下北半島の大間町では6月5日の端午の節句になるとべこもちが作られる(大間では年中行事を1ヶ月遅れで行われる)。昔、白と黒のまだら模様だったことからべこもちといわれている。単純な模様だったものが、作る人の工夫で現在のような華やかなものが作られるようになった。節句の日、べこもちを笹でくるみ、きれいに並べて神棚に供え、その後に子供達に振舞われる。たいていは蒸して食べるが焼いてもおいしい。


材料(10人分)
もち米1升 / うるち米1升5合 / 砂糖1kg / 塩少々 / 色付け:食紅、卵黄、コーヒー、抹茶各適量
調理手順

(1). もち米とうるち米を一昼夜水に浸しておき、臼でついて粉にし、半日ほど天日で乾かす。
(2). (1)をふるいにかける。
(3). 砂糖と塩を(2)に混ぜ、少量のお湯をまわすようにかけ、こねる。
(4). (3)を小分けにし、それぞれに着色用の材料を混ぜ、棒状にする。
(5). (4)を模様になるように束ね、かまぼこ型に形を整える。
(6). (5)を1センチ幅に切り、水にくぐらせて蒸し器で蒸す。

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